2011年11月16日 (水)

月光条例ラフ「花咲か爺と七人の悪役たち(仮題)」

むかし むかし あるところに
げっこうという めつきのわるい こうこうせいが すんでおりました。
げっこうは げっこうじょうれいの しっこうしゃとして
なかまの はちかづきや えんげきぶや てんどうや
つくよみの いでやや としょいいんたちと いっしょに
あおきげっこうによって ねじれた おとぎばなしを
ただして まわって くらして おりました。

……

いじわるじいさんの げつだされたひとみに うつった みかづきが
みるみるうちに なみだのうみに しずんでゆくのをみて
ついに てんどうも したうちして かおを そむけました。

……

すると、黄門さまとお供とを斬り捨てたばかりの用心棒が
急に、空を見上げて叫びました。
「いや、わし、フクっていいますねん。
 十五の頃から太秦で仕事させてもろて、
 もう、五万べんほど斬られてるらしんですけど、
 世の中、そんなんが何でか珍しゆうて
 インタビュー本にされてしもて、
 この町の本屋に並んどったんですけど、
 そしたら今さっき、ケイちゃんから電話もろて、
 どやフク、ワシと一緒に演らんかー、
 ゆうてお誘いかかりましてん。
 こないして用心棒やるのも久しぶりなんで、
 なんやもう、ついつい張り切ってまうもんですなー。」

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